多くのED(勃起障害)に対して、シアリスなどのED治療薬は高い効果を発揮してくれます。
しかし、中には治療薬が有効ではないEDもあります。
そのようなEDに対して、新たにDNAを使った治療が考案されています。アメリカの医科大学によって研究されている方法で、Maxi-KというDNAを導入する事で、性欲機能の回復を行います。
EDの男性患者11人に対して行われた治験では、治療に用いるMaxi-KというDNAを導入しても、体に悪い影響は認められなかったようです。量が多くなるほど持続効果時間が長くなり、最も高い段階では正常な性欲機能が6ヶ月間持続したと報告されています。
副作用も特別認められず、早ければ2017年を目処に市販の治療方法として導入出来るのではないかと言われています。
猿を使った実験では、性欲の回復が見られたという結果もあります。また、勃起回数が5倍に増加したり、射精頻度の増大、社交性の向上、なども確認されています。これはおそらく、猿が自分に自信を持つようになった事で起こった行動だと考えられています。
猿と人間ではまた結果が異なる可能性もありますが、人間の性機能に似通った点が多い猿でこの結果が見られたという事で期待が持てます。
現在では、泌尿器科の専門医の50%が治療薬からDNA導入治療へ切り替えの検討を行っているようです。
シアリスなどの治療薬は、服用してから一定時間しか機能がもたない事がネックです。そのため、根本的な機能の回復にはならず、対処療法のようになってしまいます。
それに対して、遺伝子導入治療は根本的な性機能の回復に繋げられるのではないかと言われています。今後、期待が集まる研究分野です。